Session 2では、日本でIMPACT HEROたちと同じ分野で活躍するゲストを招き、インタビュー形式で各テーマを掘り下げていきます。
気候変動
~未来を変えるため伝えたい、水没の危機に瀕するマーシャル諸島からのメッセージ
登壇 Kathy Jetnil Kijiner × 早稲田大学准教授 ドボルザーク・グレッグ氏
気候変動の影響を真っ先に受け、今も高潮や干ばつなどの被害に直面しているマーシャル諸島。その平均海抜は2mで、工業化以前の水準から地球の平均気温が1.5度上昇すると、水没してしまうと想定されています。しかし現在の予測では、2030年にも1.5℃上昇してしまうとされ、居住困難な状況が早くも10年後には始まるかもしれないのです。
国が水没してしまう未来まで、まったなしの状況にある島から、同じ島国の日本に伝えたいメッセージとは?私たちにはできることはあるのか。太平洋諸島地域を専門とするグレッグ准教授がキャシーに問いかけます。世界が称賛するキャシーのポエトリーリーディングも、必見です!
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多様性を認め合う社会へ私たちができること
~東ティモールと日本、LGBTIの現状と課題
Bella Galhos × 金融機関勤務 / グッド・エイジング・エールズ所属 柳沢正和氏
東ティモールの子どもたちの心を育むための環境学校を設立したベラは、自身が同性愛者であることを公表しています。そして、日本以上に男尊女卑が根強い東ティモールで、親や学校からも追いやられ、居場所を失ってしまうLGBTIの子どもたちの心をケアするための施設運営やサポート活動にも力を入れています。
環境教育とLGBTI。一見異なる問題ですが、その根本には国の未来を担う子どもたちに向き合い、ありのままを受け入れ、その心が健全に育つように尽力するという点で共通しています。誰もが認めあえる社会にむけて、大統領選への立候補を考えるベラと、日本でLGBTIフレンドリーな社会づくりを進める柳沢氏の貴重な対談です。
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