ウェイウェイ・ヌー
「父親がアウンサン・スーチーと議会で一緒にいた」
たったそれだけの理由で家族全員が逮捕され、18歳から7年間を、社会的弱者であった女性たちと共に刑務所で過ごしたウェイ・ウェイは、獄中で自分と同じように強制収容された多くの女性たちに出会って「この国を変えたい」と決意。
教育こそが、自由や平和、そして社会的平等の扉を開き、民族間に信頼関係を築くと確信し、自らもロヒンギャであるウェイ・ウェイはミャンマーの少数民族のための教育施設を設立。偏見や差別のない平和な社会を築く次世代リーダーを育成している。
概要
Women’s Peace Network
ミャンマー
ミャンマーの少数民族、女性に対する教育、能力開発、法的人権保護、民族間の平和構築と社会的平等の促進。
• SDG 4
• SDG 10
• SDG 16
人権侵害 民族虐殺
ミャンマーの未来を担う次世代リーダーの育成
獄中の女性たちの「希望の星」となったウェイウェイは、釈放後に資金を調達し、Women's Peace Network(WPN)を設立しました。彼女はWPNを通じて、ラカイン州を含むミャンマー全土で社会から疎外された女性、若者、コミュニティの権利を守り、地位を向上させ、平和で豊かに暮らせる社会の実現に向けて、主に3つの事業を展開しています。
人権保護活動
ラカイン州含むミャンマーで社会から疎外された女性やコミュニティの権利を守るため、ウェイウェイはミャンマーでの人権侵害を記録し、虐待の対象となっている人々に人権に関する研修を提供し、また国際的なアドボカシー活動も行っています。
平和構築活動
アメリカからの助成により、5民族の若者を巻き込み、平和構築ムーブメントを始動。さらには、130人以上の民族リーダーやユース活動家、20以上の平和構築NGOを束ねた連合を立ち上げ、定期的な対話を実施
若者の育成
ヤンゴン・ユース・リーダーシップ・センター(YYLC)では、英語教育や女性の職業訓練の他に、少数民族から仏教徒ビルマ人を含む若者を対象に、民族間の平和構築に関する政治&リーダーシップ教育を提供
ミャンマーの民主化に向けたアドボカシー支援’ to 'アドボカシー支援
助成金が途切れ運営存続の危機にあったYYLCの支援のため、2019年6月からクラウドファンディングを実施し、96名から213万円のご寄付を賜りました。これも含めYYLC運営支援として送金したのは合計528万円。クーデター後は活動中止を余儀なくされましたが、YYLCの卒業生たちは、ミャンマー民主化政府の閣僚となった活動家を含め、今も民主化運動を牽引する多くの若手リーダーを輩出しています。
2021年2月に軍事クーデターが勃発した直後の3月から4月にかけて、私たちはウェイウェイのアドボカシー活動を支援するためのクラウドファンディングを実施し、317人の寄付者から367.5万円の寄付のご寄付を賜りました。企業寄付と合わせて最終的に690万円の寄付を送金しました。
ウェイウェイは米国でのNPO登録を目指し、Earth Companyはその準備を支援してきました。2020年7月にはオンライン・ブートキャンプを行い、団体のビジョン・ミッションの言語化や、事業の位置づけを整理。また、新団体のロゴ制作などブランディングのサポートも提供しました。
Earth Companyはウェイウェイ来日中、日本記者クラブでロヒンギャ難民をめぐる問題について記者会見を行いました。記事はその後、日本国内の複数のメディアに掲載されました。
ウェイウェイとの軌跡
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メディア掲載/プレスリリース
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