ご報告:キャシーの特別支援期間終了!キャシーからのビデオメッセージも!

2017年8月で一年間の特別支援期間が終了したIMPACT HERO 2017 キャシー・ジェトニル=キジナーから、嬉しいメッセージ動画が届きました!

そのメッセージと共に、この1年、みなさまから賜りました1437万円のご寄付により実現した支援をご紹介させていただきます。

Table of Contents
  1. IMPACT HERO 2017 キャシーへの特別支援目的
  2. IMPACT HERO 2017 キャシーへの特別支援サマリー
  3. みなさまからの支援で実現できたこと
    ①気候変動ユーストレーニングセンター設立支援(1007万円)
    ②機会創出支援(280万円)
    ③NGO運営コーチング(150万円)
  4. これから2年のフォローアップ支援
  5. Message from Kathy

1.IMPACT HERO 2017 キャシーへの特別支援目的

キャシーには、「人の心に響く表現力」「次世代を牽引するリーダーシップ」そして「世界までもインスパイアするカリスマ性」があります。彼女の使命は、母国・マーシャル諸島とその人や文化を気候変動による水没の危機から守ることですが、彼女の言葉は国境を超え、気候変動の被害国すべての人の「聞かれざる声」を代弁しています。

私たちは、キャシーがマーシャル諸島だけでなく、世界中の被害を受ける国々がもっと声をあげ、自分たちの権利について発言できるようにリードしていくと考えています。

弱者の声が当たり前のように埋もれてきたこれまでの国際社会のあり方に終止符を打ち、ボトムアップで世界にインパクトを与えていくキャシーが、より効果的な活動を、持続的に安定的に行なっていけるよう運営基盤を固めることを目的に、特別支援を行いました。

2.IMPACT HERO 2017 キャシーへの特別支援サマリー

■支援総額 1437万円

■支援内容

  1. 気候変動ユーストレーニングセンター設立支援(1007万円)
  2. 機会創出支援(280万円)
    ・国連気候変動マラケシュ会議(COP22)参加支援
    ・来日ツアー開催
    ・国内外へのメディアへのPR支援(合計153メディアで掲載・紹介)
    ・団体リーフレット制作
  3. NGO運営コーチング支援(150万円)
    ・マーシャル諸島でのNGOジョージクムメンバーを含むワークショップの開催
    ・年間を通じたコンサルティング
3.みなさまからの支援で実現できたこと
①気候変動ユーストレーニングセンター設立支援(1007万円)

気候変動による海面上昇の影響で国の存続が危ぶまれるマーシャル諸島の教育レベルは決して高くなく、最高学府は短大。高校中退者も多く、課題解決スキルを持ち合わせたリーダーが生まれる環境がありません

そんな環境から生まれたNGOジョージクムは、海岸侵食や洪水、干ばつなどにより日々暮らしが脅かされる厳しい状況下にあるこの国を存続すべく具体的なアクションを起こせるリーダーを育成するため、キャシーが同志と共に、2012年に設立しました。

NGOジョージクムは、マーシャル諸島の若者たちが気候変動問題また課題解決方法について学ぶための様々なプロジェクトを実行し、国内で大きな影響力を発揮していますが、これまで活動拠点がなかったため、安定的な活動が困難でした。

そこでECは、マーシャル諸島の未来を担う若者たちを育成する気候変動ユーストレーニングセンターの設立支援のため、ファンドレイジングを実施

 

結果、5ヶ国78名の支援者の方々から、1437万円の心温まるご支援を賜り、そのうち1014万円を、センター設立費として、2017年8月に、送金いたしました。

気候変動ユーストレーニングセンターは2018年オープン予定です。

 

■支援金使途詳細

  • センター設立費(建物賃貸、リノベーション、家具など) 425万円
  • センター運営に必要となるプログラムマネージャーの一年分の給与 279万円
  • 一年分のセンター運営費 303万円
➁機会創出支援(280万円)

2016年11月、国連気候変動マラケシュ会議(COP22)からの招待を受けていたものの渡航費がなかったキャシーに対し渡航費調達を支援し、2週間の会議中の登壇機会のセットアップや、彼女の活動がよりメディアに取り上げられるようインタビューのとりつけなど、PRコンサルティングを実施

NGOジョージクムの団体リーフレットも制作支援し、彼らの世界に向けた情報発信を支援しました。

また、2017年6月には「世界で活躍するキャシーを日本に」という要望にも応え、キャシーの初来日ツアーを開催し、12日間の滞在中、1都3県を駆け巡り、公式イベント「PACIFIC NIGHT」含む12件のイベントで約700名を動員

その間 6回の取材 を受け、朝日新聞や毎日新聞の全国版にも掲載していただき、キャシーの活動が約960万人の目に触れるPR支援を実現しました。

キャシーのパフォーマンスに触れたイベント参加者からは、

「気候変動は今までどこか遠いところに起きていることだと思っていたけど、このイベントですごく共感ができるようになった
60年の人生で、こんなに意識改革されたことはなかった

等の声が多数寄せられ、日本ではなかなか実感することがない気候変動問題を改めて考える機会を創出しています。

➂NGO運営コーチング(150万円)

世界的な気候変動活動家として活躍するキャシーですが、団体・組織運営は未経験。

そこで、キャシーからの強い要望により、NGO運営コーチングを年間を通して実施いたしました。

特に2017年3月には、マーシャル諸島現地で、丸4日間のワークショップを開催。ECもNGOジョージクムの運営陣の一員となり、キャシーと共同創設者のミランと共に、以下を含む今後の運営強化戦略策定を行いました。

 

■キャシーへのNGO運営コーチング内容

  • 組織分析と運営評価
  • 課題の洗い出し
  • 団体のビジョンを反映させた団体構造・事業の明確化
  • 年次計画書の策定
  • リーダーシップコーチング
4.これから2年間のフォローアップ支援

特別支援期間の間に行った運営基盤強化を更に盤石にし、安定的・かつ持続的に活動ができるよう、収益事業の立ち上げやファンドレイジング計画、マーケティング戦略の策定などを支援し、3年間で彼らの活動と財政基盤を安定化することを目標とします。

5.Message from Kathy

1年間の支援に対し、キャシーから届いたメッセージがこちらです!

“アース・カンパニーは、私の人生で出会った誰よりも私に影響を与え、
この1年の支援で人として、リーダーとして、
そして組織の代表としての私を成長させてくれました。

本当にありがとう みなさんは最高です!”

~キャシー動画メッセージより

みなさまの力強いご支援により、世界が期待する太平洋島嶼国の若きリーダー・キャシーと、キャシーが率いるNGOジョージクムのメンバーたちは、気候変動で水没の危機に直面する未来と闘い、危機のなかで豊かな自国の文化を守るための基盤固めをすることができました。

特別支援期間は終了いたしますが、キャシーとNGOジョージクムの活動は、ユーストレーニングセンターが完成する来年以降により加速します。

これからも引き続き、キャシーのご支援をお願いいたします!

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