Impact Heroes クマール・パウデル
Impact Heroes 2026 Cohort
クマール・パウデル
Founder: Greenhood Nepal
ネパールと中国の国境沿いの村で育ったクマールは、幼い頃から野生動物と共に暮らしてきた。子どもの頃、センザンコウ*が密猟され違法取引される光景を目にした経験が、彼の保全への決意を決定づけた。
ネパールは世界有数の生物多様性を誇る一方、違法な密猟と野生動物取引により多くの種が絶滅の危機に瀕している。なかでもセンザンコウは、年間約17,000頭が密猟されていると推定され、その被害は深刻である。
こうした状況を変えるため、クマールはGreenhood Nepalを設立。研究、政策提言、人材育成を通じて科学的根拠に基づく保全を推進し、違法取引の実態や野生動物の重要性を社会に伝える発信を続けてきた。これまでに各種メディアやキャンペーンを通じて13年間で1,000万人以上に情報を届け、さらにレンジャー、警察、行政職員、地域住民など1,200人の実務関係者を育成した。30本の査読論文を発表するなど、長期的な保全体制の構築にも取り組んでいる。
*センザンコウ:全身をうろこに覆われた哺乳類。主にアリやシロアリを食べる。世界で最も密猟されている哺乳類と言われ、現在は絶滅危惧種に指定されている。
THE MISSION
最も脅かされ、見過ごされてきた野生動物とその生息地を守る
THE ISSUES
ネパールにおけるセンザンコウをはじめとする絶滅危惧種の違法取引は、組織犯罪と深刻な貧困によって引き起こされている。
5,000頭
ネパールにおけるチュウゴクセンザンコウの推定生息数は5,000頭とされているが、インドセンザンコウの生息数は不明のままである(ネパール森林環境省)。
200億ドル
違法野生動物取引の世界全体での年間推定規模は200億ドルに上り、収益性の高い犯罪の第4位に位置づけられている(INTERPOL)。
最長15年
ネパールでは最長15年の禁固刑が科せられるが、実際に摘発されるのは社会的に弱い立場にある末端の密猟者にとどまることが多い(Al Jazeera)。
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ミッションの実現に向けて
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