ブミセハット国際助産院 パプアクリニックの新設
インドネシアで最も貧しいエリアの一つ、パプア州。出産時の母子死亡率が非常に高いこの地に、「パプアにも、愛ある安全なお産を！」と願うパプア人お母さんの思いをきっかけに、ブミセハット国際助産院パプアクリニックを設立。Earth Companyは1,056万円を支援しました。
At a Glance
1956年、フィリピンに生まれる。フィリピン人の母とアメリカ人の父を持つ。1991年に妹とその子どもが出産中に亡くなったことをきっかけに、助産師を志す。アメリカとインドネシアで助産師の資格を取得し、インドネシアのバリ島に、NGOブミセハット国際助産院を設立。これまで9000人の赤ちゃんを取り上げ、「イブ・ロビン（マザー・ロビン）」として、慕われる。ブミセハット（健全な母なる大地の意）は、インドネシアはバリ島、スマトラ島アチェ、パプア、そしてフィリピンにクリニックを運営し、ハイチ、ネパールなど世界各地の被災地にも仮設クリニックを設置。年間6,000人以上の助産師・看護師を育成し、ブミセハットのサービスを受けた人は30万人を超える。
愛のために人生を生きる：愛のためでなければ、他に何のために生きるのか？
24時間365日医療サービスを無償提供する助産院
老若男女、人種・宗教、病状に関わらずあらゆる問題を抱える人に頼られ、そのニーズに可能な限り対応していくうちに、産科医療を無償提供する助産院として始まったブミセハットは、今や地域の「駆け込み寺」となり、産科医療の枠を超え、一般医療サービスや、教育・環境プログラムを含むコミュニティ・サービスまでをも提供しています。
世界平和は一人の命を救うことから始まる
インドネシアでは、妊産婦死亡率は出生10万人当たり126人、乳児死亡率は出生1,000件当たり22.7人（2015年データ）です。ブミセハットは、妊産婦死亡率と大量出血率の低さと、母乳育児の成功率100％を誇っており、いわゆる「先進国」のお産モデルと比較しても優れています。
2022年まで、バリのブミセハット助産院では4,300人以上の赤ちゃんが誕生しています。
Earth Company への支援
インパクトヒーローたちの活動のインパクトが最大化できるような支援を3年間かけて行っています。私たちの未来をつくる活動に共感してくださった方はぜひ、Earth Companyへご支援をお願いいたします。