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IMPACT HERO 2018

 

JOHN-PIERRE MONTILLA

ジョンピエール・モンティリヤ

 

KGPP 創業者

フィリピン

裕福な家庭に生まれながら、度重なる肉体的・性的虐待から逃れるために、8歳で家を飛び出しストリートチャイルドに。その後、連れ戻されては虐待を受け、「食事と住む場所を提供する」と誘惑してきた麻薬組織に生活のため仕え、現金を得るため児童売春を行う日々を過ごす―。

 

12年の月日の後、政府組織に救われたジョンは、以後20年にわたりかつての自分と同じ境遇に苦しむ若者たちの再起・更生を支援するため、全人生を活動に注いでいる。

John-Pierre’s Story

ストリートチャイルドだった境遇を乗り越え
今、8000人以上の若者の社会復帰を支援-

フィリピンでも有数の裕福な家で、5人兄弟の3番目の子として生まれたジョン。本来ならば、恵まれた環境だったはずですが、家庭は決して平和な場所ではありませんでした。

 

母親から望まれない子として生まれたジョンは、両親から度重なる肉体的・性的虐待を受けて育ちます。その環境に耐えきれず、8歳で家を飛び出し、ストリートチャイルドに。その後も連れ戻されては虐待され、家出や自殺未遂を何度も繰り返しす居場所のないジョンに、麻薬組織が「食事と住む場所を提供する」と誘惑。

 

家庭以外の居場所を求め、生きるために仕方なく組織に入り、現金を得るために児童売春も行う日々も過ごしていましたが、12年後にやっと政府組織に救われました。

暗闇から抜け出したジョンは、社会福祉開発省などの奨学金を得て24歳で大学進学。在学中の1998年に、自分と同じように、生き延びるために薬物や売春などに引き込まれる若者を救い、彼らの再起更生を行う活動を始めました。

 

設立から20年経った今、その活動は全国16拠点に広がり、ジョンは政府の社会福祉開発省で働き、給料の7割を団体活動に投じながら、傷つく若者たちの支援を行っています。

John-Pierre’s Mission in the Philippines

 

売春、薬物売買、…
見捨てられた若者たちが陥る負のスパイラルから救い出すために

フィリピンのストリートチルドレン問題は政府も重要視しており、彼らに対する支援枠組みは存在するものの、子供達は政府を信用していないため政府は支援を提供できず、ジョンを起用したのが活動の始まり。政府が始めたプログラムをその後ジョンが独立団体として引き継ぎ、貧困や虐待、海外出稼ぎを理由に親に放棄され、①暴力、②薬物、③犯罪、④搾取、⑤隷属の犠牲となったストリートチルドレンを救い出し、さらに更生プログラムを提供・紹介する。

 

特に、自らの経験から、真の意味で更生するには、失われた「人間としての尊厳」「自己信頼感」を取り戻すプロセスが必要不可欠と考え、更生プログラムを独自に開発。政府の手が届きにくいストリートチルドレンを、独自プログラムで救済・更生へと導く。その活動は、「最も優れたユース団体」としてフィリピン国内で2回表彰されている他、ジョンが運営する団体KGPPのメインプログラム(ROLi)はWHOからも2014年にグッドプラクティスとして認められている。

 

また、政府や他団体による支援プログラムの大多数が女子をターゲットとしたもののため、ジョンは、同じく犠牲者だが充分な支援がない男性青少年にフォーカスして支援を提供。

 

1998年に政府から独立したその活動は、現在国内16拠点に広がり、更生プログラムに登録している若者は8,000人以上に及ぶ。

At A Glance

IMPACT HERO 2018

ジョンピエール・モンティリヤ

 

活動国
フィリピン

 

運営団体
Kabataang Gabay sa Positiong Pamumuhay

 

団体の会員数
8000人

 

活動分野
ストリートチルドレンの再起更生支援

 

支援開始日
2018/1/1

 

支援期間
3年間
John-Pierre’s Mission in the Philippines
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売春、薬物売買、…
見捨てられた若者たちが陥る負のスパイラルから救い出すために

 

フィリピンのストリートチルドレン問題は政府も重要視しており、彼らに対する支援枠組みは存在するものの、子供達は政府を信用していないため政府は支援を提供できず、ジョンを起用したのが活動の始まり。政府が始めたプログラムをその後ジョンが独立団体として引き継ぎ、貧困や虐待、海外出稼ぎを理由に親に放棄され、①暴力、②薬物、③犯罪、④搾取、⑤隷属の犠牲となったストリートチルドレンを救い出し、さらに更生プログラムを提供・紹介する。

特に、自らの経験から、真の意味で更生するには、失われた「人間としての尊厳」「自己信頼感」を取り戻すプロセスが必要不可欠と考え、更生プログラムを独自に開発。政府の手が届きにくいストリートチルドレンを、独自プログラムで救済・更生へと導く。その活動は、「最も優れたユース団体」としてフィリピン国内で2回表彰されている他、ROLiの事例はWHOからも2014年にグッドプラクティスとして認められている。

また、政府や他団体による支援プログラムの大多数が女子をターゲットとしたもののため、ジョンは、同じく犠牲者だが充分な支援がない男性青少年にフォーカスして支援を提供。

1998年に政府から独立したその活動は、現在国内16拠点に広がり、更生プログラムに登録している若者は8,000人以上に及ぶ。

At A Glance

IMPACT HERO 2018

ジョンピエール・モンティリヤ

 

活動国
フィリピン

 

運営団体
Kabataang Gabay sa Positiong Pamumuhay

 

団体の会員数
8000人

 

活動分野
ストリートチルドレンの再起更生支援

 

支援開始日
2018/1/1

 

支援期間
3年間

What is happening in the Philippines?

3割の子どもが小学校を中退し
約25万人の子どもが路上で暮らす国

ASEAN諸国でもトップクラスのGDP成長率を誇るフィリピンは、植民地時代から続く社会構造の問題から国民の所得格差が大きく、深刻な貧困問題を抱えています。

 

「富裕層と貧困層しかいない」ともいわれ、毎年GDP6%前後の経済成長を続ける一方で、初等教育への純就学率は、40年前の1980年と比較してASEAN諸国で唯一低下。10人中3人の子どもが、貧困などの理由から小学校を卒業できません。

 

また、70年代〜80年代に起こった政治社会情勢不安による経済危機の影響で、貧しい農村から都市へ大勢の人々が移住し、都市部のスラムが急速に広がりました。

 

このような背景から、フィリピンには、都市の路上で生きるために働いたり、寝泊りをしたりしている「ストリートチルドレン」と呼ばれる子どもたちが多く存在し、その数は25万人とも言われています。

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なかには、貧困などに起因する家庭崩壊、親の虐待やネグレクトによる育児放棄、親が海外へ出稼ぎに出て不在などの理由で、帰る家がない子どももいます。毎日食べるものと寝る場所に困り、生き抜くために何でもしなければならず、空腹を満たすために盗みや児童売春を行い、生きるために麻薬密売など犯罪組織と関わり、犯罪に手を染めてしまいます。

そして家族の愛を知らず、社会から閉め出され、教育機会も得られず、孤独感、挫折感、トラウマに苦しみ育った子どもたちは、成人しても真っ当な職につけず、犯罪者や薬物常習者、HIV感染者になってしまう可能性が高いのが現状です。

 

家庭に居場所をなくし、路上に出て児童売春や麻薬組織に関わるしか生きる手段がなく、あらゆるトラウマを抱えつつも更生し、光の方だけをみて邁進してきたジョンには、彼らの痛みや苦しみ、そしてどんな支援を必要としているかがわかります。だからこそ、彼らの心に寄り添った更生支援、犯罪被害者やHIV感染者にならないための予防・啓蒙活動に人生をかけているのです。

John-Pierre’s Vision

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若者が人生に希望を取り戻す支援を

KGPPは、犯罪組織に奴隷のように利用されるストリートチルドレンが、抱えるトラウマを乗り越え、第二の人生を歩みだすだけでなく、さらには、いずれ社会に貢献し、多くの若者のロールモデルとなるようなリーダーに成長するよう導くことをミッションとして活動しています。

Earth Company’s Support

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フィリピンで8000人もの若者の更生支援を行うジョンは、社会福祉開発省に勤務しつつ、そのお給料の7割を団体に寄付することで活動を維持しています。そのためECは、団体の活動拡大と財政安定化に向けた事業を展開できる施設設立を目指し、2018年秋に集中ファンドレイジングを行います。

 

また、ジョンの支援ネットワークを拡大するため、戦略的マーケティング支援、ファンドレイジングツール開発、NGO経営コンサルティングやリーダーシップコーチングを提供していきます。

Earth Company’s Support

IH2018_15

フィリピンで8000人もの若者の更生支援を行うジョンは、社会福祉開発省に勤務しつつ、そのお給料の7割を団体に寄付することで活動を維持しています。そのためECは、団体の活動拡大と財政安定化に向けた事業を展開できる施設設立を目指し、8月から12月にかけて集中ファンドレイジングを行います。

 

また、ジョンの支援ネットワークを拡大するため、戦略的マーケティング支援、ファンドレイジングツール開発、NGO経営コンサルティングやリーダーシップコーチングを提供していきます。