1956年、フィリピンに生まれる。フィリピン人の母とアメリカ人の父を持つ。1991年に妹とその子供が出産中に亡くなったことをきっかけに、助産師を志す。アメリカとインドネシアで助産師の資格を取得し、インドネシアのバリ島に、NGOブミセハット国際助産院を設立。これまで9000人の赤ちゃんを取り上げ、「イブ・ロビン(マザー・ロビン)」として、慕われる。ブミセハット(健全な母なる大地の意)は、インドネシアはバリ島、スマトラ島アチェ、パプア、そしてフィリピンにクリニックを運営し、ハイチ、ネパールなど世界各地の被災地にも仮設クリニックを設置。年間6,000人以上の助産師・看護師を育成し、ブミセハットのサービスを受けた人は30万人を超える。
1992年のある日、バリ島のまだ水道も電気も通っていない村で、 年老いたお産婆さんが「10日後、に私の代わりが来る」と言い残し亡くなった。 そしてちょうど10日後、待ちに待った村人の元に現れたのが、 当時5人目の子どもを妊娠していたロビンとその家族だった。
2年前にロビンは、自分の妹とそのお腹の子を妊娠合併症で亡くしてい た。 忙しい病院で、不調を訴えた彼女を診てくれる医師がいなかったがために。 助かる命だった。
新天地を求め移り住んだバリ島で目の当たりにしたのは 貧困や栄養失調で、助かるはずの命が失われることが 当時のバリ島では決して稀じゃないという現実。
こんなことが起こっては絶対にいけない、と心に深く刻み、ロビンは誓った 「人間いつ死ぬかわからない。だったら、『愛』に生きよう。 世界中のお母さんに寄り添って、生きていこう」と。
数ヶ月後に無事出産し、床上げすると同時に、 お産介助を求め、日夜村人がロビンの家を訪れた。 もともとハワイで産婆をしていたロビンは、数年後米国で正式に助産師の資格を取得し、1995年活動を正式に法人化。 その後20年にわたり、お産の母「イブ・ロビン」(マザー・ ロビン)として 国境を越えて多くの人に慕われている。
一般医療、代替医療、教育、環境プログラム、コミュニティ開発まで手がける国際助産院
そう固く信じるロビンは、問題を抱えた老若男女、人種、宗教、 病状関わらずあらゆる人に頼られ、そのニーズに可能な限り対応していくうちに、産科医療を無償提供する助産院として始まったブミセハットは、今やコミュニティの「駆け込み寺」となり、産科医療の枠を超え、一般医療サービスや、教育・環境プログラムを含むコミュニティ・サービスまでをも提供しています。
(ブミセハットの災害支援活動)
救える命はすべて救う。すべての命は尊い。
それをモットーに、ブミセハット国際助産院は、どこかで災害が起こった際すぐにチームを派遣し、仮設クリニックを設置して、緊急医療支援(一般&産科医療)を提供します。
2004年に甚大な津波被害を受けたスマトラ島アチェや、2013年にスーパー台風ハイヤンが1万人の命を奪ったフィリピン・レイテ島では、発災直後から支援を開始し、その仮設クリニックがそのまま被災地に残り、現地法人化。今日も震災の後遺症に苦しむ人々にとって、なくてはならない存在となっています。
被災地のブミセハット仮設クリニックでは、産後ベッドは常に満員。 列が絶えることはありません。
妊産婦や赤ちゃんに必要なことは、できる限りするーそれは医療に限ったことではありません。
貧困・栄養失調の産婦には、助産師が産後自宅に様子を見に行き、窮状があれば食料や服を支援し、夫に仕事の紹介までする。 死産の場合、埋葬費が払えない夫婦には、費用を肩代わりする。 緊急で病院搬送され、医療費が払えず赤ちゃんを未払費用の担保とされ引き渡してもらえないと聞けば、人権弁護士を従えて連れ戻す。 被災し流産してしまった女性が非常に優秀で助産師を志していることがわかれば、奨学金を提供し看護学校へ進学させる。
助産院がそこまでする必要はもちろんありません。 しかし、人の人生にとことん寄り添うロビンに、それらをしない選択はないのです。
IMPACT HERO 2016
ロビン・リム
一般医療、代替医療、教育、環境プログラム、コミュニティ開発まで手がける国際助産院
そう固く信じるロビンは、問題を抱えた老若男女、人種・宗教、病状に関わらずあらゆる人に頼られ、そのニーズに可能な限り対応していくうちに、産科医療を無償提供する助産院として始まったブミセハットは、今やコミュニティの「駆け込み寺」となり、産科医療の枠を超え、一般医療サービスや、教育・環境プログラムを含むコミュニティ・サービスまでをも提供しています。
(ブミセハットの災害支援活動)
救える命はすべて救う。すべての命は尊い。
それをモットーに、ブミセハット国際助産院は、どこかで災害が起こった際すぐにチームを派遣し、仮設クリニックを設置して、緊急医療支援(一般&産科医療)を提供します。
2004年に甚大な津波被害を受けたスマトラ島アチェや、2013年にスーパー台風ハイヤンが1万人の命を奪ったフィリピン・レイテ島では、発災直後から支援を開始し、その仮設クリニックがそのまま被災地に残り、現地法人化。今日も震災の後遺症に苦しむ人々にとって、なくてはならない存在となっています。
被災地のブミセハット仮設クリニックでは、産後ベッドは常に満員。 列が絶えることはありません。
妊産婦や赤ちゃんに必要なことは、できる限りするーそれは医療に限ったことではありません。
貧困・栄養失調の産婦には、助産師が産後自宅に様子を見に行き、窮状があれば食料や服を支援し、夫に仕事の紹介までする。 死産の場合、埋葬費が払えない夫婦には、費用を肩代わりする。 緊急で病院搬送され、医療費が払えず赤ちゃんを未払費用の担保とされ引き渡してもらえないと聞けば、人権弁護士を従えて連れ戻す。 被災し流産してしまった女性が非常に優秀で助産師を志していることがわかれば、奨学金を提供し看護学校へ進学させる。
助産院がそこまでする必要はもちろんありません。 しかし、人の人生にとことん寄り添うロビンに、それらをしない選択はないのです。
IMPACT HERO 2016
ロビン・リム
インドネシアでは妊産婦死亡率が東南アジア諸国でも高く、その原因は、貧困、飢餓、栄養不足。貧困層の妊婦は健診も受けられず、栄養不足が早産や、命取りとなる大量出血を引き起こします。さらに医療の過剰介入も多く、病院の都合で出産時間を短縮するため、不必要な陣痛促進剤の使用や帝王切開も、問題視されています。
ブミセハットのお産モデルは、妊産婦死亡率や大量出血件数の低さ、授乳成功率100%など 途上国はもちろんのこと、先進国と比べても効果が優良なこと がわかっています。 ブミセハットには今、世界各国から、クリニック設立依頼が殺到しています。 ブミセハットを必要とする他地域で、より多くの命を救える よう、ぜひ、ご協力ください。
●クリニック運営費
ブミセハットでは、過去20年において、そのすべてのサービスを、世界中からの寄付のみで賄ってきました。しかしその運営は決して容易いものではなく、 常に厳しい状況です。ブミセハットのバリ島とスマトラ島クリニックを運営するのに、1日12万円、年間4,300万円の運営費がかかるため、常時寄付を受け付けています。
ファンドレイジング(資金調達) 3,153万円
妊産婦死亡率・帝王切開率・病院搬送率などの低さ、授乳成功率の高さで注目される「ブミセハット国際助産院流ナチュラルバース」は世界各地から求められており、増え続ける一方の需要に対応すべく資金調達を行い、2016年10月バリ島に新クリニックを完成。2018年にパプア州、2019年にはフィリピン・パラワン島にも新クリニックを建設。
緊急支援では、インドネシアとフィリピンにおいて、火山噴火、地震、台風など3件の自然災害における救援を支援。これらの活動を、Earth Companyの支援期間終了後も安定的に行えるよう、日本から継続寄付を募り、年間300万円の支援が日本のマンスリーサポーターの方々から送られる。
広報支援 13件
支援拡大や新たな機会創出につなげるためPR活動を行い、国内での認知度アップに貢献。医学書院の「助産雑誌」から、欲しい未来を実現するためのWEBメディア「greenz」など、13本のメディアで関連記事を掲載。
コンサルティング支援
ブミセハット国際助産院は、年間4000万円の運営費の全てを寄付で賄うが、毎年ロビンがファンドレイジング(資金調達)に費やす労力は甚大で、少しでも安定的な収入源を確保すべく、日本の助産師や助産関係者を対象にブミセハット研修プログラムを企画し、導入を支援。他にも、日本からの継続寄付の確保はじめ、財源安定化のためのアドバイザリーを提供。
また、Earth Companyが支援した3年間で培った日本との繋がりを維持すべく、「ブミセハット国際助産院ジャパンボランティアチーム」を募集し結成。2019年より日本窓口として、ブミセハット研修プログラム運営やマンスリーサポーターへの対応などの業務を引き継ぐ。
支援額:150万円
支援額:522万円
支援額:50万円
支援額:90万円
支援額:210万円
ファンドレイジング(資金調達) 3,153万円
妊産婦死亡率・帝王切開率・病院搬送率などの低さ、授乳成功率の高さで注目される「ブミセハット国際助産院流ナチュラルバース」は世界各地から求められており、増え続ける一方の需要に対応すべく資金調達を行い、2016年10月バリ島に新クリニックを完成。2018年にパプア州、2019年にはフィリピン・パラワン島にも新クリニックを建設。
緊急支援では、インドネシアとフィリピンにおいて、火山噴火、地震、台風など3件の自然災害における救援を支援。これらの活動を、Earth Companyの支援期間終了後も安定的に行えるよう、日本から継続寄付を募り、年間300万円の支援が日本のマンスリーサポーターの方々から送られる。
広報支援 13件
支援拡大や新たな機会創出につなげるためPR活動を行い、国内での認知度アップに貢献。医学書院の「助産雑誌」から、欲しい未来を実現するためのWEBメディア「greenz」など、13本のメディアで関連記事を掲載。
コンサルティング支援
ブミセハット国際助産院は、年間4000万円の運営費の全てを寄付で賄うが、毎年ロビンがファンドレイジング(資金調達)に費やす労力は甚大で、少しでも安定的な収入源を確保すべく、日本の助産師や助産関係者を対象にブミセハット研修プログラムを企画し、導入を支援。他にも、日本からの継続寄付の確保はじめ、財源安定化のためのアドバイザリーを提供。
また、Earth Companyが支援した3年間で培った日本との繋がりを維持すべく、「ブミセハット国際助産院ジャパンボランティアチーム」を募集し結成。2019年より日本窓口として、ブミセハット研修プログラム運営やマンスリーサポーターへの対応などの業務を引き継ぐ。
支援額:167万円
支援額:580万円
支援額:50万円
支援額:100万円
支援額:210万円
You only know the tip of how much YOU have impacted me.
You only know the tip of the iceberg of how deeply YOU have impacted me…
I wish words could express.I feel less afraid. Less lonely…because of you.
「あなたたちがどれだけ深く私にインパクトを与えたのか、あなたたちはごく氷山の一角ほどしか知らない。日本のみなさまに支えてもらったおかげで、運営資金の心配をして眠れぬ夜を過ごすことも、孤独を感じることも少なくなりました。どうかこの感謝の思いが伝わりますように…」
愛を込めて ロビン・リム