2022年10月26日、アジア太平洋のチェンジメーカー支援事業・企業や学校への研修事業・エシカルホテル運営を通じて、次世代につなぐ未来をつくるEarth Companyは、PT Jalan 278（インドネシア バリ島、共同創設者 濱川明日香・知宏）のエシカルホテル事業「Mana Earthly Paradies」（以下Mana）において、国際認証「B Corp™」を取得しました。
[1]認証取得の概要
[2]バリ島のエシカルホテルManaの取り組み
[3]共同創設者 濱川知宏のコメント
[4]B Corporati
[1]認証取得の概要
循環型でエシカルな取り組みが評価され、国内外のアワードで受賞してきた次世代のエシカルホテルであるManaは、このたび環境や社会に対する透明性や説明責任などにおいて高い基準を満たした企業に与えられる国際認証「B Corp?」（以下「B Corp」）を取得しました。
この認証の取得により、Manaは東南アジア初の「B Corp」認証ホテルとなり、アジア全体では2番目となりました。これからもManaは、世界86カ国6,000社を超えるグローバル・コミュニティの一員として、包摂的で公平で再生可能な経済の世界的な動きをリードしています。
[2]バリ島のエシカルホテルManaの取り組み
Manaでは、バリ島における経済の80%を占める観光産業の持続可能性を再考し、再定義することを目的とし、あらゆる面で、人と社会と自然が共鳴しながら発展する「リジェネラティブ（再生的）」なアプローチを取り入れています。
たとえば建物は新しい木を一本も切らずに古材やエシカルに調達された材料を使用。宿泊棟は土のうを積み上げて建てるアースバック工法というエコ建築を採用し、太陽光発電による照明や、雨水を濾過して施設全体の水を供給しています。また、レストランで使われる食材は、新鮮な地元の有機食材だけでなく、多くがManaの施設内のパーマカルチャーガーデンで収穫されたもの。経済活動が社会課題を生み出すのではなく、解決策の一部になることを具現化したモデル、それがManaのあり方です。
[3]共同創設者 濱川知宏のコメント
私にとってB corpは、誠実さであり、価値観を表すものです。サステナビリティを謳うだけでなく、実践する企業のための認証です。だからこそ、Manaが創設されてから直ぐに、B corp取得のための道のりを歩むことは決して簡単なものではありませんでした。認証取得をした今、私たちはB corp コミュニティのパイオニアから学び、改善と進化を続けていきたいと考えています。
認証の取得が最終目標ではなく、社会的および環境的影響の高い基準を維持し続け、継続的に改善することが、B Corpコミュニティの一員として求められています。
さらにManaは、バリ島とインドネシアのホスピタリティ業界の仲間として、このB Corp認証がより多くの企業（特にバリ島のホテル）の持続可能性を後押しすることを望んでいます。
[4]B Corporation （B Corp™）とは
B Corp認証とは、2006年に米国で設立された非営利団体B Labによる認証制度。「B」は、ビジネスが社会や環境にもたらす利益（benefit）を意味しており、環境、社会の利益そして従業員やステークホルダーにとっての利益を考慮して企業活動を行う企業に与えられる認証です。ハードルが非常に高いことで知られ、ガバナンス、従業員、コミュニティ、環境、顧客の5つのカテゴリーにおいて企業のパフォーマンスを評価し認定しています。2022年10月現在、86カ国の6,000を超える企業が認証を取得しています。