2021年3月8日(月)から、一般社団法人Earth Company(共同代表:濱川 明日香・知宏、以下:Earth Company)は、軍事クーデターで再び自由を奪われたミャンマーにおいて、若者を導き、国際社会を動かすことで、本当の民主主義の実現を目指す「IMPACT HERO」ウェイウェイ・ヌー(ミャンマー、人権活動家)と、彼女が運営するWomen’s Peace Networkの10ヶ月分の活動費をファンドレイジングします。
[キャンペーンオフィシャルサイト]
https://www.earthcompany.info/ja/savemyanmar_2021/
【開催目的】
2021年2月1日、クーデターで再度軍政下に置かれたミャンマー。市民は軍への服従を拒み、毎日街へ出て、時には数百万人もの人が集まり、朝から夕方まで不服従デモを行っています。平和的に、武器も持たずに。しかし軍の武力行使は悪化し、死傷者も出るようになりました。
それらの抗議活動を導き、国際社会に影響力を発揮し続ける人権活動家がいます。ロヒンギャ出身の女性リーダーで、Earth Companyが支援するIMPACT HERO 2019、ウェイウェイ・ヌーです。ウェイウェイと彼女が運営するWomen’s Peace Networkは、これまでもミャンマーの民主化実現のために、若者の政治教育から国際社会への政策提言まで幅広く活動してきました。
現在アメリカに居住しているため、ミャンマー軍の拘束を免れることができているウェイウェイは、その立場を活かして、毎日睡眠や食事の時間も惜しんで、世界中のメディアから取材を受け、国連や各国政府への提言活動、ミャンマーでのデモ活動の戦略アドバイスを行っています。
しかしそれらの活動に対する報酬はなく、活動費はすべて自費によって賄われています。
そこで、ウェイウェイと彼女が運営するWomen’s Peace Networkが、1日でも長く活動が続けられるように、10ヶ月分の活動費を集めるためのクラウドファンディングを実施します。
【キャンペーン内容】
[1] このクラウドファンディングの支援内容
[2] ウェイウェイを支えることが、この危機を乗り越えるために必要不可欠な3つの理由
[3] 支援方法
[4] ウェイウェイ・ヌー プロフィール
[1] このクラウドファンディングの支援内容
ミャンマーの未来を変えるためには、国際社会から軍事政権への働きかけが不可欠です。その動きをつくるために大きな役割を果たしているのが、Earth Companyが支援するIMPACT HERO 2019 ウェイウェイ・ヌー。
国際社会に大きな影響力を持つウェイウェイが活動を続けられるように、2021年3月から12月までの10ヶ月分の活動費をファンドレイジングします。
【支援内容内訳】
今回は活動費として300万円を目標としています。集まった資金は、ウェイウェイと、彼女がミャンマーの最大都市・ヤンゴンで運営するWomen’s Peace Network (WPN)による2021年末までの活動費として使われます。
<1ヶ月の活動を行うために必要な費用:30万円>
・人件費:WPNのスタッフ4人分の給与:1人5万円×4人=20万円
・通信費:4万円
・調査費(移動費含む):3万円
・活動支援運営費(Earth Company):3万円
[2] ウェイウェイを支えることが、この危機を乗り越えるために必要不可欠な3つの理由
①アメリカ在住だから情報発信力がある
民主化されたはずのミャンマーでも軍の監視に身の危険を感じ、数年前に拠点を移し、現在アメリカに住んでいます。
今ミャンマーでは声をあげる活動家は逮捕され、インターネットなどの通信手段も制限・監視されていますが、ウェイウェイは国外にいるからこそ、制約なく国際社会に訴え、ミャンマーの人々にサポートを届けることができています。
②ミャンマーの若者や少数民族の人々を動かす力がある
これまで10年近く、仏教徒ビルマ人や、ロヒンギャを含む少数民族の人たちが唯一同じ場で平和教育を受けることができるユースセンターで、差別のない真の民主化を志す次世代リーダーを育成してきました。
年に数回開催してきた、国内のNGOリーダーや活動家、少数民族リーダーたちのミャンマー民主化戦略会議では、そのメンバーの多くが今回のデモ活動の中心的人物で、今は週に数回オンライン会議を設け、平和的かつ効果的なデモの戦略作りをしています。
③国際的に活躍する活動家である
ロヒンギャ出身の人権活動家として、国連機関や各国政府関係者に対する政策提言はこれまでも頻繁に行ってきましたが、これらの実績があるからこそ、今のミャンマーの状況に関して、国連安保理や国連事務総長、米国議会、英国議会始め国際社会にアクションを求めることができます。
またクーデター発生後は、TIME誌やワシントンポスト、アメリカ国営放送、BBCなどの著名メディアから取材が殺到し、国際メディアを通して国際社会に情報発信ができるのも、国際的に注目される彼女ならではです。
ウェイウェイのように、草の根レベルと国際レベルの両方で、ミャンマーの民主化運動に貢献できる活動家は非常に稀です。また少数民族出身の若き女性リーダーである彼女は、多くの若者にとってロールモデルとしても影響力を発揮しています。
[3] 支援方法
新しいミャンマーの実現に向けて、下記特設サイトからクラウドファンディングにご参加ください。
[キャンペーンオフィシャルサイト]
https://www.earthcompany.info/ja/savemyanmar_2021/
[4] ウェイウェイ・ヌー プロフィール
WAI WAI NU(ウェイウェイ・ヌー)ミャンマー、人権活動家
ミャンマー・ラカイン州生まれ。民主化運動に関わっていた政治家の父を持つという理由で、大学生だった2005年に突然逮捕・投獄され、7年間の刑務所生活を余儀なくされる。刑務所内で多くの女性の話に耳を傾ける中で、社会的不平等の結果厳しい境遇にある女性たちの実状を知り、女性や少数民族の権利と尊厳が守られる社会を築くことを決意。2012年の釈放後、女性への教育機会提供を目的としたWomen’s Peace Networkを設立。その後様々な民族の若者を対象とした教育事業や、ロヒンギャ難民キャンプへの支援活動など、草の根での活動を推進する一方、国際機関や各国政府に対してミャンマーの少数民族の人権問題に関するアドボカシーも精力的に行っている。