気候変動の現状を訴えるキャシーのスピーチに国連が称賛

2014年9月23日、ニューヨークの国連本部で開催された国連気候変動サミットの開会式。マーシャル諸島出身の26才の詩人が生後6ヵ月の娘のために書いた詩を披露しました。115カ国544人の候補者から選ばれた彼女の朗読は、世界の首脳を感動させ、拍手喝さいを浴びました。それが、アース・カンパニーがIMPACT HERO 2017として選出した、キャシー・ジェトニル・キジナーです。

 

気候変動の被害者の声が世界に届くことはなかなかない中、この日ニューヨークは、被害国から、世界の未来に大きな影響を与えるであろう「変革者」が立ち上がるのを、目の当たりにしました。そしてそのビデオは世界中で感動を巻き起こし、彼女は今、世界が最も注目する気候変動活動家の一人として活躍しています。 

アース・カンパニーは、キャシーの、「次世代を牽引するリーダーシップ」「世界をインスパイアするカリスマ性」「そして未来を変えるポテンシャル」に感銘を受け、彼女をIMPACT HERO 2017として選出し、キャシーと、彼女が運営するNGOジョージクムの活動を支援します。

Global
CLIMATE CHANGE

気候変動:人類が直面する最大の課題

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2100年までに4℃の上昇が予測される地球。
2℃以下に抑えられなければ、取り返しのつかない状態に。

+4℃終末のシナリオ
現在のガス排出量に基づくと、この温暖化は2100年に実現してしまいます

+2℃人類の分岐点
2020年に世界排出量がピークになると、この値に達してしまいます。このレベルでは、マーシャル諸島に住むことはできません

+1.5℃避けられない温暖化
現在の温室効果ガス排出量に基づく温暖化。島国が選択するために、世界が維持しなければならないレベルです。

+0.85℃
既に起きている温暖化です

世界の平均気温が2℃上がると何が起こる?
パリ協定(COP21)で世界が気候変動対策にむけて前進

2015年12月に気候変動対策の枠組みを決めるCOP21で採択された「パリ協定」で、平均気温上昇を2℃未満に抑え、さらに1.5℃未満を目指すことを196カ国全ての加盟国で約束しました。2℃のターゲットを実現するには、2020年までに温室効果ガス排出量のピークを迎えなければなりません。パリ協定が発効するには各国の批准が必要ですが、気候変動対策に向け世界が共通認識のもとに大きく動き始めています。

Marshall Islands

マーシャル諸島共和国

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日本が25年間占領し、米国が67もの核実験を行った
マーシャル諸島が直面する新たな危機

マーシャル諸島共和国は、米国との自由連合盟約国として独立したミクロネシアの島国です。

 

第一次世界大戦から第二次世界大戦終了まで日本の統治下だったマーシャル諸島。冷戦時代には、群島の一つであるビキニ島で米国の核実験が67回にもおよび行われ、生命を脅かされました。

 

29のサンゴ環礁と1156の島から成り立つ赤道直下の島々の平均海抜は2m。先進国の都合に翻弄され続けた国は今、私たち先進国の経済活動に起因する温暖化による海面上昇の影響で、国土が水没の危機に晒されています。

気温が2℃上昇すれば、マーシャル諸島は水の中。
家に波が押し寄せ、先祖の墓石を倒し、海抜が完全に陸と同じレベルに。
想像を絶する光景ですが、これがマーシャル諸島の人々の現実です。

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2013年の大干ばつでは、6千人以上の島民が1日1ℓ以下の水で過ごさなければならないほどの大惨事。食料の収穫量が激減し病気も蔓延しました。国家の非常事態は増える一方で、多くの国民が国と自分たちの将来に、怯えています。

+1.5℃

マーシャル諸島を水没の危機から救うためには、気温上昇を1.5℃以下に抑えなければなりません。

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マーシャル諸島は29の環礁(サンゴでできた島)と5つの独立した島からなりたちます。首都マジュロのあるマジュロ環礁はの島幅は数百メートルしかなく、歩いて数分ほどで島を横断できてしまう場所もあります。

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気候変動を原因とする海面上昇で頻発する高潮により、海沿いの墓地も波に侵され、お墓が水浸しになり崩壊することもあります。

Kathy JETNIL-KIJiNER

キャシー・ジェトニル = キジナー

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水没の危機に直面した太平洋の島国の「希望の星」

マーシャル諸島生まれ、ハワイ育ち。現在マーシャル諸島大学の講師として働く側、本業を詩人とし、天性の言葉力を駆使し、情熱的でパワフルなポエトリーリーディングやスピーチを通して、世界に気候変動に対する対策の緊急性を訴えることで世界から注目を浴びている気候変動活動家です。

 

学生時代にアメリカ本土での社会課題に関する啓蒙活動にインスパイアされ、詩人としての活動を開始。ハワイ大学の太平洋島嶼国研究学部で修士課程を修了した後、マーシャル諸島を水没から守るべく、次のような活動をしてきました。

 

現在は自身でNGO JO-JIKUM(NGOジョージクム)を立ち上げ、気候変動の影響で待ったなしの危機に直面するマーシャル諸島の若者たちを、 途方に暮れた「犠牲者」から未来を変える「変革者」として成長させる活動に注力しています。

 

賞・登壇歴:

  • 2012年にロンドンで開催され、世界各国から150名が参加した史上最大規模の詩の朗読大会で、マーシャル諸島共和国を代表
  • 2014年の国連気候変動サミットの開会式で娘のために書いた詩を朗読し、世界から賞賛を受ける
  • 2015年、ヴォーグ誌が選ぶ13人の「Climate Warriors」として、UNFCCC(気候変動枠組条約)の事務局長・クリスティーナ・フィゲレスらと共に選出される
  • 2015年にパリで開催されたCOP21(国連気候変動条約第21回締約国会議)より招致され、詩の朗読やスピーチを披露

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アース・カンパニーがキャシー・ジェトニル=キジナーを選出した理由

キャシーには、「人の心に響く表現力」「次世代を牽引するリーダーシップ」そして「世界までもインスパイアするカリスマ性」があります。彼女の使命は、母国・マーシャル諸島とその人や文化を気候変動による水没の危機から守ることですが、彼女の言葉は国境を超え、気候変動の被害国すべての人の「聞かれざる声」を代弁しています。アース・カンパニーは、キャシーはマーシャル諸島だけでなく、世界中の被害を受ける国々がもっと声を大きく自分たちの権利について発言できるよう、リードしていくだろうと考えています。IMPACT HEROの選考過程でも、キャシーを知る多くの人が、彼女の熱量、才能、資質を高く評価していました。今世界は、まさにキャシーのような人を必要としています。弱者の声が当たり前のように埋もれてきたこれまでの国際社会のあり方に終止符を打ち、今こそ、気候変動の脅威を身を以て知っているからこそ、ボトムアップで世界にインパクトを与えていくであろうキャシーが、より効果的な活動を行なっていけるよう、誠心誠意、支援していきます。

Jo-JIKUM

NGOジョージクム

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私たちのような小さな国にも
豊かな未来を描く権利があるはず

もし私たち人類がこれら島国の水没を黙認するなら、いつかマーシャル諸島はパスポート上でしか存在しない国となり、人々は気候変動難民と化して、アメリカ始め他国に散らばることになるでしょう。そうなれば、先祖代々受け継いだ国土だけでなく、数千年かけて築いた歴史、伝統文化、言語、国民性をも、いずれ失いうことになってしまいます。

 

どんなに小さな国であろうと、そんなことが、あって良いのでしょうか。

 

マーシャル諸島の若者は、いつしか失くなってしまうかもしれない国の未来を担っています。しかし、どんな未来が彼らを待ちかまえようと、その宿命に屈服するのではなく、そんな状況下でも、自らの手で未来を切り拓いていくことはできます。そんな宿命を背負った若者を、途方に暮れた「犠牲者」から未来を変える「変革者」へと成長させるため、キャシーは2010年、NGOジョージクムを設立しました。

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NGOジョージクムの活動
国を水没から救うため、マーシャル諸島の若者を
気候変動の「犠牲者」から未来の「変革者」に

気候変動問題では、以前より専門家の意見ばかりが注目され、気候変動の影響を受けている「犠牲者」の声は埋もれる傾向にありました。
しかし今、マーシャル諸島の若者たちが、母国と自分たちの未来を救うために、立ち上がっています。

 

ジョージクムは、若者たちが自らの未来を水没から守るべく、
1)国際社会に対して積極的に発信・発言し、
2)国内でできる対策をとり、
3)万が一移住を迫られた場合にも、伝統文化を継承できる若者を育むための、
教育・啓蒙活動をしています。

世界への発信

Jo-Jikumがマーシャル諸島の各地区から一人ずつ選出する若き活動家にトレーニングを施し、それぞれの地域で気候変動対策を取れるよう促すプログラムからは、すでに世界で活躍する活動家たちが生まれています。この国での気候変動の被害について、彼らの活動、ドキュメンタリー映画、またアートを通して、世界に発信しています。

気候変動による被害救援

この10年間、大洪水や大干ばつ、津波がマーシャル諸島を襲い、政府は頻繁に非常事態宣言を出してきました。ジョージクムはワークショップを通して国内での気候変動対策に関する知識レベルを向上し、さらには救援基金の設立により、水害などの被害を受けた人々の救援を行います。

文化伝承

伝統的な文化の消滅は、気候変動による最も深刻な影響の1つです。国の存続が危ぶまれる今だからこそ、失われつつある自国の文化や知恵を、若者がしっかりと次の世代へと伝承していけるよう、伝統文化を記録・継承する活動を行っています。

THE NEED

現在の支援ニーズ

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ジョージクムには、活動の拠点がありません。
活動の拠点があれば、より効果的な活動を安定して行うことができます。
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活動拠点の設立

<現在のファンドレイジング・キャンペーン>

 

「ジョージクム」はマーシャル語で「あなたの家」という意味です。しかし皮肉なことに、彼らには活動拠点となる「家」がありません。財政状況厳しく、これまでは適宜空いている会場を借りて活動してきました。しかしもし活動拠点を構えられたら、彼らの活動が輩出するリーダーたちは、気候変動に関し、世界の意識をも変えていくこととなるでしょう。そこでアース・カンパニーは、ジョージクムの活動拠点設立のため、2017年6月までに1000万円を目標として、資金調達を致します。

1000万円

ジョージクム・センター設立費

ジョージクムは、気候変動の影響の被害を受ける人々のために
常時支援を募っています。
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気候変動被害救援基金

ここ10年で、マーシャル諸島では年に数度の海面上昇や洪水により、深刻な浸水被害が頻発しています。このような被害を受けた家屋や建物を修繕するための費用として、被害者の方々に提供するために設立されたのがこの基金です。災害に備えて、常に充分な救援金を準備しておく必要があります。
規模が大きいため今回のファンドレイジング・キャンペーンには含まれていませんが、もしご関心のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ、こちらまで、ご連絡くださいませ。

1000万円

常時基金に確保しておきたい資金

EARTH COMPANY’S SUPPORT

アース・カンパニーの支援

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ファンドレイジング(資金調達)

アース・カンパニーは、ジョージクムが若者を気候変動の「被害者」から未来を切り拓く「変革者」へと成長させるための活動を行う拠点設立のため、1000万円を目標にファンドレイジングを行なっています。
拠点を構えることで、マーシャル諸島の未来のみならず、国境を超えてインパクトをもたらすリーダーがより多く生まれるよう、願っています。

Opportunity Building

まだ駆け出しの団体であるジョージクムは、世界的に知名度をもっと上げ、サポートベースを拡大しなければ、今後の活動を継続・維持していくことができません。アース・カンパニーはジョージクムのメディア露出を増やし、パートナーシップの開拓などを通して、持続可能な運営を目指します。

Nonprofit Coaching

キャシー本人からの要望により、未だ創成期にあるジョージクムの活動基盤を固め、より効果的な組織運営を実現すべく、NGO運営コンサルティングを実施します。

Corporate Support

キャシーをご支援くださる企業・法人のみなさま

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HERO SPONSOR

500万円以上のご寄付+継続的なご支援をお願いしています

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株式会社日ノ樹

株式会社日ノ樹様(東京・不動産会社)よりご寄付を賜りました。

HERO PARTNERS

100万円以上のご寄付

HERO SUPPORTERS

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