とますか日記 vol.7:IMPACT HEROの知られざる日常の顔?ロビンって実はこんな人!

怒涛のロビン来日プロジェクトを終えバリに戻り1週間、やっと、徐々に日常を取り戻しています。

とはいえロビンは、バリに戻り一息つくや否や、ロビンの出身地フィリピンのバギオがカテゴリー5の台風に見舞われ壊滅状態になり、早速支援の調整に追われていますが…。最前線で緊急支援を担う団体は、災害が頻発する昨今、休まることはありません。

 

62歳でありながら、10代並みの好奇心と、20代並みのパッションと、30代並みの行動力、そして年代問わず類を見ない熱量と揺るぎない信念をもって世界を駆け巡る「現代のマザーテレサ」ロビン。

4年間ロビンと付き合って来た中で、私はロビンのいろんな側面を見て来ました。

 

実は孤独なチェンジメーカーたち

 

アース・カンパニーのIMPACT HERO支援では、3年間IMPACT HEROにとことん寄り添いますが、途上国の厳しい現状に苦しむ人たちの希望の星として偉業を成し遂げるリーダーたちは、実は孤独な思いを抱えています。常にエネルギーを高く維持し、頼り甲斐のあるリーダーでないといけない彼らは、悩んでも立ち止まることは許されず、弱音を吐いたり心を割って相談できる相手がいない人も少なくありません。

 

そんな時に私たちは、活動資金が底をついた時には唯一寄りかかれる心強いパートナーとなり、団体が舵を見失いかけた時には冷静に戦略を立て直すアドバイザーになり、時に自信をなくし弱気になっていたら叱咤激励する兄弟となり、時に恋愛事情や夫婦関係について話してはしゃぎ合う友になり…と、戦友として共に山谷乗り超える3年間は密で濃く、IMPACT HEROと私たちは、ある意味家族のような関係になるのです。

 

 

特にロビンは、私のバリ島の自宅からバイクで5分のところに住んでおり、子供達が風邪をひいても、知宏がバイク事故にあっても、私がデング熱になっても、まずロビンに電話してブミセハット国際助産院に行きますし、私の3人の子供たちのうち2人を取り上げてくれた人ですから、そういう意味でも家族です。

 

前置きが長くなりましたが、そんなロビンの、側からは見ることのできない側面を、今日はたっぷりご紹介しちゃいます !

要は、ロビンの暴露集ですが、そこにもロビンという生き物の魅力がたっぷりです。

 

 

すっごおおおおおくお喋り!

 

 

ロビンといえば、弾丸トークです。とにかくよく喋る!
それも早口で。講演でもよく喋るのでタイムキーパー泣かせなのですが、プライベートでも朝起きた瞬間から夜寝る瞬間まで喋っています

ロビンは質問すると返答が全てストーリーで帰ってきます。yesやnoで簡潔に返事することはほぼなく、例えば「今年HIVをもったお母さんは何人いた?」と聞くと、「あの人はね…、この人はね…」と全員のストーリーが始まるので、それで30分は経ちます。

取材には打って付けですが、ロビンのペースに任せると4時間はかかります。事実関係の確認などは、yesとnoでしか答えられないような質問の仕方をするなど、コツがいります笑

 

そしてロビンとミーティングをする時は、ロビンを個室に隔離しないとできません。

ブミセハットのロビーでしようものなら、来るお母さんや患者さん全てにハグするし、一人一人と話し込み、一度席を外したら軽く30分は戻ってこないからです。だから2階の個室でミーティングをセットアップしても、1階ロビーを通って2階に来るまでに30分はかかることを皆わかっているので、皆ミーティングにゆっくり来ます。

今回の来日でも京都に一緒に行き、同じ部屋に泊まりましたが、早朝東京から京都へ移動し、そのままお産カンファレンスで終日登壇して130人の助産師やお母さんたちをインスパイアし、夜ご飯を食べてやっと宿に着いたのが9時過ぎ。

さすがのロビンも疲れていましたし、お風呂に入ってすぐ寝ると思いきや、布団に入ってからもずーっと喋り続けるロビン。私は生後5ヶ月の娘と横になり添い乳しながらウトウトしかけているのですが、ロビンは隣で1日の世界の台風情報と地震情報を一つ一つ声に出して読み上げてくれ(苦笑)、私はいつしか寝落ちしていました。

朝は5時に娘が起きたので私も目が覚めましたが、ロビンがすでに目覚めていることを察知したので、私は寝たふりをしていました。二度寝したかったので。しかし、そのうち起きていたことがバレました。そしてその瞬間から弾丸トークが始まり…しかもトピックは「膣トレ」。

ロビン???
朝5時半から膣トレトークは…😓と思いながらも2人で爆笑する私たちを横目に、知宏は一所懸命耳を塞いでいました…。

 

ロビンは間違いなく、私が知ってる誰よりお喋りな人。一緒に出張に行くときは要注意です。

隣に座るなら、座った瞬間から寝ないと、8時間のフライトぶっ続けて喋り倒すこと間違いなし。すごいバイタリティです…。

 

「愛の人」だけど、常に戦ってる!極めてストイックなロビン

 

 

プログラムマネージャーの田丸に、それぞれのIMPACT HERO達の印象を聞くと、

ベラは朝7時から政治や不正に怒ってる、キャシーは気難しい詩人の女の子、ジョンは心優しい寂しがり屋、ロビンは愛のイメージだけど常に戦ってる

と答えてくれました。なかなか的を射ていて笑ってしまいました。

ロビンは「愛の人」果汁100%ですが、「愛」のために常に奮い立ち、常に戦っています。そういう意味では、IMPACT HEROたちは皆怒っています。

彼らそれぞれの環境において、現状に対し憤りを感じ、今自分が動かないと誰かが犠牲になるという焦燥感を持って、何もせずにはいられない魂から湧き出る原動力に突き動かされ、日々戦っているのです。むしろそれだけ強い思いがないと、変革はきっと起こりません。

出産費用が払えないから赤ちゃんを引き渡してくれない病院に人権弁護士を連れて乗り込むのも、ある一人の医師が水中分娩で起こした一度のヒューマンエラーでインドネシア全土で水中分娩が廃止された時、体を張ってブミセハットの分娩タブを守ったのも、政府が回収する使用済みの医療用ゴム手袋を政府が洗って再利用していたことを知った時に、ブミセハットで使っている手袋は再利用できないように全て指の部分を切って返したことも、怒り戦うロビンの姿です。

とにかくストイックなのです。より多くの命を救うためには、寝食忘れて、寸暇も惜しまない。

 

そんなロビンのもとには24時間、支援要請のメールが入ってきます。夜中の3時にメールをしてもすぐに返信が返ってくるし、実際いつ寝ているかわかりません。ミーティングを始めるまでには時間がかかりますが、一度エンジンがかかると、とことん何時間かけてでも必ず仕事を終えます。

ロビンとのミーティングに休憩はありません。ゾーンに入った時のあの集中力は、眼を見張るものがあります。

今回の来日中に、スタッフがロビンの肩をマッサージしたら、肩甲骨がどこにあるかわからないほど凝っていたそうです。肩が凝っている、とはロビンの口から聞いたことないですが、「いろんなもの抱えてるんだなぁ」としみじみ思ったそうです。

ロビンネタは尽きないですが、そんなロビンへの支援も残すところあと3ヶ月。

「できることなら一生支援し続けたい」と思わせてくれる人もなかなかいないですが、今から考えるだけで感慨深いです。


年内でアース・カンパニーとしての支援は終わることを話すたびに彼女は意味深に笑うので、そう簡単に終わらせてくれなさそうですが、IMPACT HERO 2015ベラ同様、個人的に支援し続けていくことは間違いないですし、皆さんにも引き続きロビンとブミセハット国際助産院を応援し、見守っていただけると本望です。

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