2/18/2021 【サービス事例】SDGs経営に向けたマインドセット研修
Earth Companyの研修事業では、SDGs経営のための人材育成プログラムも各企業の課題に合わせて提供しています。2020年は、今後の事業展開のためにSDGs経営を目指し、幹部候補社員の人材育成に関するご相談をいただき、1日の研修プログラムを開催いたしました。
その詳細を研修事例としてご紹介させていただきます。
本質的なSDGs経営のための人材育成を目指して
今回、ご相談いただいたパソナ・パナソニックビジネスサービス株式会社(以下、PBS)は、SDGsを表面的なビジネストレンドとして捉えるのではなく、本気でSDGs経営へのシフトに取り組もうとされており、そのスタートが次世代を担う幹部候補社員への研修でした。
研修は、パソナグループが新本社を淡路島に移転させたことから、淡路島で行われました。その研修の初日のプログラムの一部として、Earth Companyが5時間のオンラインプログラムを提供。バリ島から共同代表の濱川明日香・知宏が講師を担当いたしました。
「なぜSDGsが必要なのか?」から始まる、本質に迫るマインドセット研修
研修では、まず共同代表の濱川 明日香と知宏の原体験を通じて、「今、世界では何が起こっているか」、「なぜ今、こういった活動が必要なのか」という背景を説明いたしました。これは、実際に社会課題に向き合いアクションを起こしている人達の、活動のきっかけとなった原体験を直接聞くことで、全く知らない世界の出来事から、目の前にいる人が体験したリアルな出来事に、意識を近づけることができる重要なステップです。
次に、SDGsに本気で取り組むということはどういうことなのか、実感していただける事例をご紹介しました。この事例は、Earth Companyが支援しているアジア太平洋地域でSDGsの最前線で、人生を賭けて課題解決に取り組むチェンジメーカー「Impact Hero」のリアルなライフストーリーです。
研修プログラムでご紹介した、SDGsに本気で取り組むチェンジメーカーたちの事例
1. 東ティモールで環境問題、LGBTに取組み、次期大統領候補でもあるベラ・ガルヨスの物語
2. インドネシアとフィリピンで24時間365日、無償で母子医療を提供するロビン・リムの物語
3. 地球温暖化によって故郷マーシャル諸島が海に沈む事実と気候変動問題の悲惨さを、詩を通じて訴えかけるキャシー・ジェトニル=キジナーの物語
このセッションの途中では、ロビン・リムにサプライズゲストとしてオンラインで登壇してもらい、彼女の生の声を聞くQ&Aの時間も設けました。そして最後に、「Earth Companyが考える、次世代につなぐ未来のあり方」というテーマで講義を提供いたしました。
研修がSDGsの本質に気づくきっかけに
研修の参加者からは
「SDGsを『17のゴール』という条文的な捉え方しかしていなかったのですが、実践する人に直接話を聞くことで、私なりの解釈は『未来を含めて良い人生をつくること』だと思いました」
「SDGsの項目に当てはめて、難しく深く理解しなければと思っていましたが、自分でもすぐにできることはたくさんあるとわかりました」
など、SDGsの本質に気づくきっかけを得られたという声を数多くいただきました。今回、研修に参加したPBSの選抜社員は、この研修を皮切りに6ヶ月に渡って、新規事業開発プロジェクトに挑戦しています。
SDGs経営を進めるにあたっては、「なぜ今、SDGs経営を行う必要があるのか?」というWhyの部分を、経営者だけでなく従業員も最初にきちんと理解することが極めて重要です。Earth Companyは、このようにSDGs経営やSDGs型組織運営へのシフトを目指す法人に対して、アドバイザリーサービスを提供しております。
まずはお気軽にご相談ください。