9月 2, 2018

東京都主催イベント! 「ロビン・リムに学ぶ『生きる力』を育む社会のつくり方」レポート

世界中からの寄付でつくられた「ブミセハット助産院」 ロビン・リムに学ぶ、「生きる力」を育む社会のつくり方

9/6(木)、Nagatacho GRID(東京、永田町)にて、「現代のマザーテレサ」助産師ロビン・リムの来日イベント「~世界中からの寄付でつくられた「ブミセハット助産院」ロビン・リムに学ぶ、『生きる力』を育む社会のつくり方」(主催:東京都、事務局:NPO法人ETIC)を開催!20~40代を中心に42名の社会起業家の方々にご参加いただきました。

今回のイベントは、テクノロジーからモノづくり、ソーシャルイノベーション、グローバルを見据えた起業など、分野を超えて東京から世界を変える若き起業家を輩出するスタートアップコンテスト「Tokyo Startup Gateway」の講座の一環として開催され、当日は、既に事業をスタートさせた社会起業家やアイディアを構想中でこれから起業を目指す若手アントレプレナーが一堂に!

「自分のアイディアをもっと広げたい」、「未来の在り方、豊かな社会について考えたい」、「事業の社会性と成長の両立についてヒントを得たい」など、様々な期待を胸に来場された日本の起業家のみなさんに向け、ロビン・リムは20年以上にわたってインドネシアで取り組んできた社会起業家としての活動やその想いを語りました。

“そこに支援を必要としている人がいるから助けるのです”

ロビンは自分の妹が出産時に命を落としてしまったことをきっかけに、家族を守るには助産師になるしかない!と決意して活動をスタート。

助かる命は死なせない。すべての命は尊い。一人ひとりが社会を創り、社会が世界を創り、平和を築く。世界平和は一人の赤ちゃんから始まるのだから」と揺るぎないお産への想いを語るロビンは、貧しい人も、どんな宗教の人も、どんな病気の人も、24時間365日、無償で受け入れるために設立したブミセハット助産院の取り組みについて伝えました。

参加者からそのパワフルなエネルギーの原動力について聞かれると、「そこに支援を必要としている人がいるから助けるのです」と迷わず答えたロビン。彼女のエネルギーの源は、一人ひとりの妊産婦を自分の娘のように想いやる無償の愛でした。

“自分の使命を信じ、愛すること”

スタートアップに奮闘する起業家にとって、切実な問題が資金集めです。

今回のイベントでは、社会起業家として世界中からの寄付を集めて無償医療の提供を実現するロビンに、その方法についても質問がありました。

私はこの使命のためなら資金を乞うことを厭いません。これまで20年間、ずっと自分の信念と価値観について情熱を持って人々に直接語り続けることで、資金は後から付いてきました。決して諦めず、自分の使命やビジョンを信じて愛することです」ロビンの力強い言葉にその場にいた多くの人々が深く頷き、心を動かされました。

社会を変えていくリーダーとして共にがんばりたい

セッションが終わった後、家族が見守る中でロビンの娘さんが女の子を無事に水中出産した時の動画を流すと、会場は新しい命が誕生する感動に包まれ、静まり返りました。

その後の懇親会ではロビンの周囲に続々と参加者が集まり、「困難も絶対に乗り切ろう!という勇気が湧きました」と話す方や「ロビンのように信念をもって自分の使命を実行したい」という声が多数寄せられました。

 

「社会を変えていくリーダーとして、一緒にがんばりたい」と言ってロビンの手を握りしめ、抱き合いながら情熱の炎を改めて灯す人々の姿には私たちスタッフも胸が熱くなりました。

このイベントが次世代を担う日本の社会起業家にとって、ロビンのパワフルなエネルギーに共感し、明日への新たな原動力をもたらす機会となったことを心から願っています!

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