1月 2, 2018

ご報告:IMPACT HERO 2018 発表!!!!!

今までの3人のIMPACT HEROは私たちのネットワークから選出した人たちで、その傑物ぶりに周りから「公募で彼らレベルの逸材が見つかるの?」とよく聞かれました。

私たちにとってもそれは未知数でしたが、最終候補者に選ばれたファイナリストたちはそれぞれに素晴らしく、私たちも最後の最後まで悩み、議論を重ね、彼らを連日夢にまで見ましたが、最後には、納得のいくチェンジメーカーを選出することができました。

これから3年間、おつきあい頂くチェンジメーカーとして、自信を持ってご紹介します!

IMPACT HERO 2018

JOHNPIERRE MONTILLA

名前   ジョンピエール・モンティリヤ(41歳)
活動国  フィリピン
運営団体 Kabataang Gabay sa Positiong Pamumuhay (Peers for Positive Living) KGPP創業者・代表

12才でストリートチャイルドになったジョン。
貧困などを背景に、自分と同じく
児童売春や薬物、暴力の犠牲となる
若者の心のケアと再起支援に
生涯をかけるジョンは、
彼らの唯一の「理解者」そして「拠り所」。

これまでに8000人の若者を
温かく支えてきたジョンは、
自分と同じ被害を受ける若者を
一人でも減らすため、
私財を投じ、身の危険を恐れず、
今日も被害を未然に防げるよう全力を尽くす。

ジョンの壮絶なライフストーリー

虐待、児童買春、人身売買… 自分と同じ被害を受ける若者たちを、命をかけて救う。

望まない妊娠をした母親が、何度も堕胎を試んだにも関わらず奇跡的に生まれたジョンは、その後度重なる虐待を受けて育ち、家族から逃れるため12歳で家を出てストリートチャイルドに

生きるために児童売春で食い繋ぎ、人身売買で他島の麻薬組織に売られたが、7年後に政府組織にようやく救われ、政府の支援を得て大学に進学することができました。

政府に救われ人生初めて得た機会。大学在学中の1998年に、自分と同じように生き延びるために薬物や売春などの犯罪被害者となる7-24歳の若者をメンタリングし、更生支援を行う団体を設立

 

20年経った今、活動は全国16拠点に広がり、8,000人の若者の再起・更生を支援すると共に、犯罪被害を未然に防ぐため自らストリートへ出て救援・啓蒙活動も行っています。

現在ジョンは、政府の社会福祉開発省で働きながら、給料の多くを団体活動に投じ、まさに人生をかけてかつての自分と同じ境遇に苦しむ若者たちを救い、守ろうとしています。

準IMPACT HERO 2018

SHARAD CHANDRA RAI

名前   シャラド・チャンドラ・ライ
活動国  ネパール
運営団体 YouMe Nepal 創業者・代表

ヒマラヤの水も電力もない貧しい村で育ったライは、難関の奨学金を獲得し高等教育の機会を得、東大を卒業。

現在ソフトバンクで働き私財を投じながら、ネパール全土にカースト階級に関係なく子供達が学べる私学校を設立し、教育格差の解消を目指しています。

審査員特別賞

PITER HARRY PANJAITAN

名前   ピーター・ハリー・パンジャイタン
活動国  インドネシア
運営団体 Bali Life Foundation ディレクター

バリ島のストリートチルドレンを救済し、孤児院で42人の孤児を育てる

孤児問題の根本解決を目指し、子供を捨てる親へのスキルトレーニングや、ストリートチルドレンになってしまう前に貧困から脱し、家族で一緒に過ごせるような支援を行っています。

準IMPACT HEROや審査員特別賞の選出は今年が初めての試みですが、彼らは、賞賛に値するチェンジメーカーたちなのでこのような形をとることとしました。この選出プロセスでチーム全員が思い、また悔しく感じたことは、「もっと支援できる人数を増やしたい!」ということです。

現在の団体規模では困難ですが、将来的には支援規模拡大を目指し、準IMPACT HEROのライや審査員特別賞のピーターも可能な限り支援していきたいと思っています。