写真:「企業としてどうありたいか」を深めるセッションでは、「ソーシャルデザイン推進室のビジョンのフレーズにある『信頼をつむぐ』という言葉を、五感で表すとどんな感じなのか」をテーマに参加者で色鉛筆で表現していただく時間も。言葉だけでなく、色彩や絵で表現することで、より解像度の高い共有ができました。
1日の研修を経て、社会課題の現状や、社会課題解決の最前線を感じた参加者の方からは、
「1つの社会課題でも関わる立場によって、感じ方が違うことがわかった。親か子でも違うし、第三国かどうかでも違う。当事者たちが集まっても視点や立場の違いがあるなかでどうすれば解決できるのかモヤモヤするが、今まで自分が考えていた『サステナブル』とは全く違うことが分かった」
「『あなたの会社が存在することで、世界はよりよくなっていますか』というポール・ポルマンの言葉に、自信を持って『Yes』といえる会社にしたい。利益と社会課題のトレードオフではなく、トレードオンを実現していきたい」
「環境問題も一つの側面しか見ているだけでは、本質的ではない。本質を見出していくのが大事だと思った。大変だとは思うが、1つでもトレードオンの事例をつくり、それを社内外に発信して、それがスタンダートとなっていく架け橋をつくりたい」
など、利益を追求して社会課題を生み出すのではなく、社会課題を解決しながら利益も生み出す「トレードオン」の考え方に共感し、今後への思いを新たにされた声が寄せられました。
また、研修の最後には担当執行役員 濱口雅史氏から
「社会課題を解決するのは大変なこと。でもインパクトヒーローのように、活動をしている人もたくさんいる。あんなことができるんだ、あんなふうにできるんだということをぜひ知ってほしい。モヤモヤはするけれども、モヤモヤの中から素晴らしいものが生まれる。ぜひモヤモヤを大切にしてほしい」
と参加者のこれからの活躍を応援する、温かいメッセージもいただきました。
社会課題を捉える視点が変わると、社会課題を自分事として捉えられるようになり、「自社のリソースを活用し、事業でどのように解決していくか」という想いが生まれてくるようになります。
Earth Companyはこれからも、社会課題とSDGsの最前線からその「リアル」を届け、持続可能な未来にむけたビジネスをつくりだす人材育成の機会を提供していきます。