11月 25, 2019

【ご報告】IMPACT HERO×日本の経営者のEGAKUプログラム

10月7日、Earth Companyが支援する4名のIMPACT HEROが、株式会社ホワイトシップが企画・運営する「アートによる創造性回復プログラム」EGAKUに参加。「インパクトヒーローと共に未来を描くセッション」と題して、日本の企業経営に携わる5名の方たちと一緒にとても密度の濃い時間を過ごしました!

アートを通じ、言葉を超えたコミュニケーションを実現するプログラム

EGAKUは

  1. ガイダンス(ワークショップの意義や内容の説明)
  2. 鑑賞ワーク(アーティストの作品鑑賞)
  3. 創作ワーク(テーマを元に描く)
  4. 鑑賞ワーク(お互いの作品鑑賞、作者の発表)
  5. リフレクション(プロセスを振り返り、気づきを深める)

 

という5つのプロセスで行われるプログラムで、アートを通じた内省とコミュニケーションにより、「深い気づき」と「未来を創るためのエネルギーチャージ」、そして言葉を超えた価値観の共有や共感ができることが特徴です。

今回は、アジア太平洋地域でSDGsのために最前線で活動するIMPACT HEROと、日本の企業経営者がアートを通じ、言葉を超えたコミュニケーションを行うことで新たなつながりを生みだし、そのつながりが課題解決の推進力になるとして株式会社ホワイトシップとEarth Companyが共同で企画をしました。

「あなたを突き動かすもの」をアートで表現!

 

プログラムの説明を受けた参加者たちは、アーティストの作品鑑賞を行い、五感で感じることの大切さや、一つの作品に対して色々な見方や感じ方があるのは、人間関係にも当てはまる、という説明を受けました。その後、「あなたを突き動かすもの」というテーマに基づき、それぞれの創作活動に。

約40分間、IMPACT HERO参加者の皆さんは、脇目も振らず一心に自分のワークに集中!出来上がった作品はそれぞれ個性的で、見る側に多くの刺激を与えるものでした!

これからのIMPACT HEROを支える
プログラムで生まれた深い絆

社会課題に取り組むIMPACT HEROと企業経営を担う経営者の方々は、活躍するフィールドは異なりますが、リーダーとして組織を背負い、周囲の期待に応えながら成果を出し続けなければならない立場にいるという点では共通しています。今回は「アート」という本質的なコミュニケーションだからこそ、同じ立場だからこその課題や思いを言語を超えて共有することができました

特に今までそのような思いを共有する人がいなかったIMPACT HEROたちは、今回のセルフリフレクションツールを通してシェアし合うことができ、お互いに家族のような絆を感じていました。

多くの困難を乗り越え、コミュニティの期待を背負うIMPACT HEROたちにも、活動の勇気がなくなり、モチベーションが下がる時があります。そんなときに、同じ立場にいる者同士として、これからもサポートし合えるようになったこの絆が、彼女たちの今後の活動のモチベーションになると確信できるような時間でした。


さらに今回は、少人数だったからこそ強い絆が生まれ、絵を描くという本質的なものだったからこそ、社会起業家であるIMPACT HEROと実業家である経営者が深く共感し合うこともできました。

ベラは

母国では、ビジネスパーソンは自分を偉く見せよう、良く見せようとする。こんな(深く本質的な)会話は成り立たない。日本の経営者の方とアートで繋がることができて本当によかった

とその感想を話しています。また、マーシャル諸島で気候変動問題や環境問題に取り組む次世代リーダーを育成する団体・ジョージクムを運営し、その団体でもアートプログラムを行うキャシーは、EGAKUのようなプログラムを自分の活動にどう取り入れるか、早速構想を練っているようでした。

 

さらに参加した経営者の方からも、

リーダーシップのあり方にはいろいろあるが、IMPACT HEROたちのオープンで優しいリーダーシップを実感した。分野は違うけれど、共通している。社会課題を解決するために、役割は違うけれど、実現したい世界は一緒

というご感想をいただきました。

 

日本の企業の経営者が持っているネットワーク、影響力を持つ人の力があれば、IMPACT HEROたちの活動も大きく変わります。今回のプログラムで両者の間に本質的な人ととしてのつながりが生まれ、早速それぞれのかたちでの支援のオファーをいただいています。

IMPACT HEROの支援にはさまざまなかたちがあります。金銭的な支援だけではなく、未来に続く絆を生み出すサポートネットワークの構築も、彼女たちの活動のインパクトを大きくする重要な支援とEarth Companyは考えます。これからも、IMPACT HEROたちの活動に深く関わる本質的な支援を提供していきます。